いつからかわからないんですが、mac の書類フォルダ (~/Documents) 以下のフォルダが Finder で直接開けなくなってしまっていました。原因はわからずじまいなのですが、解決できたので共有します。
きっかけ
現在の macOS のバージョンは Sonoma 14.2.1 です。実は以前から、ひょっとしたら Big Sur 11.0 あたりからターミナルで open ~/Documents/Python/hoge
とかやってもウィンドウが開かないなと気になってはいたのですが、そんなに実害も無いしまあいいか、と放置していました。ところが今日、GitHub Desktop をいじっていた時に症状が現れました。同アプリで Show in Finder ボタンをクリックすると、本来開くべき書類フォルダ数階層下のフォルダでは無く、かわりに自分のホームフォルダがヘンな感じで開いたのです。これはやっぱりおかしい、解決しておかないと面倒なことになりそうだぞ、と言うことで調べ始めました。
症状
ターミナルアプリで ~/Documents フォルダ以下の様々なフォルダを open コマンドで開いても、同じく自分のホームしか開いてくれません。開いた Finder のウィンドウで書類フォルダをクリックすれば、内部のフォルダは全て開けます。ミュージック (~/Music) やダウンロード (~/Downloads) などの内部にあるフォルダも同様の手順でターミナルから開けます。書類フォルダの中にあるフォルダだけ、直接 Finder で開けないのです。Finder の「移動」メニューから「最近使ったフォルダ」で書類フォルダ以下のフォルダを指定したときも同じ動作です。右クリックから「新規タブで開く」を選んでも同じ。とにかく Finder が、書類フォルダ自体とその配下のフォルダを直接開くことができず、仕方なくホームフォルダを開いている感じでした。
どうやって解決したか
いろいろ試しましたが、最終的には Finder の表示方法をリストに変更することで解決したようです (元々は、カラム表示がダメだった雰囲気)。手順をもう少し細かく書くと、まず書類フォルダを開き、ウィンドウ上部にある表示からリストを選びます。
その後、アクションメニューから「表示オプションを表示」します。
開いた小さいウィンドウの「常にリスト表示で開く」にチェックを入れ、一番下の「デフォルトとして使用」をクリックし、閉じます。これで、書類フォルダや配下のフォルダが Finder のリスト表示で開くようになりました。
勝利宣言
Finder は、小さな親切か大きなお世話かわかりませんが、あるウィンドウで表示方法を変更すると、次に新しく開いたウィンドウも表示方法が踏襲されたりします (条件はよくわからず)。なので、不具合を再現してみようと、上記設定をした後に表示方法をカラムにしたりギャラリーにしたり閉じたり開いたりを繰り返していたところ、最終的に不具合はぱったり発生しなくなりました。カラム表示でもサブフォルダが開くんです。よって、原因不明ながら、上記手順で解決、と言ってしまおうと思います。
他に試してダメだったこと (参考まで)
- ネット上で検索 (調べ方がマズかったのか、事例が少ないのか、日本語でも英語でも同じ症状に関する情報は見つけられなかった)
- 再起動
- セーフモードで起動 (システム終了後、電源ボタンを長押し、起動ディスクが出たら Shift キーを押しながらセーフモードで続ける)
- ディスクユーティリティで Mac を修復
- 全てのアプリケーションの書類へのアクセス権変更 (外して、再起動し、元に戻す)
- 正常動作する他のフォルダとのアクセス権等の比較 (差異無し)
- コンソール.app でログをみる (そもそもエラーの類いがログされるような不具合でも無かったようで、手がかり無し)
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2024年1月3日 17:56:25
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