Mac の「ミュージック」アプリが曲を 31秒で停止する不具合 (と AirPlay のエラー -71974) を直した話

のっけからあれですが、OS に最初から付いているアプリだからってあまりにも一般的な名称をアプリに付けるのってどうなんすかすね。今回ハマったのは Mac の「ミュージック」アプリ。ウェブブラウザは「Safari」なんだし「iTunes」のままでよかったんじゃないのかな、と。買い切りストアの名称は「iTunes Store」なんだし。あ、でもサブスクは「Apple Music」なんだ?はぁ?どういうこと?

って、簡単に解決しなかったのでちょっとムカついて名前に悪態付いている、というわけではないですよ。純粋に疑問に思ったので。普段は気にならないんですけどね。

不具合の内容

  • Mac の「ミュージック」アプリでローカルに保存済みの曲を再生すると、必ず 31秒で停止 (ポーズ) する
  • そこから続けて再生できるが、31秒後の 1分 2秒でまた止まる
  • エラー表示はない
  • 再生には 3.5mm ケーブルで接続したスピーカーを使用しており、Amazon Prime ビデオや YouTube の再生は全く問題なし

トラブルシューティングステップ

  • まずネットを検索。必ず 31秒で止まるなんて絶対何か有名な不具合に違いないと思ったが、「15秒で止まる」というのはいくつかあるものの 31秒はなかった。いくつかめぼしい手順を試す ↓
  • ミュージックアプリのアカウントメニューからサインアウト、サインイン
  • 同アカウントメニューからアカウント設定に入り、認証済みデバイス 5つを全消し
  • 同アカウント設定のデバイスの管理から、もう使っていない iPhone 等を削除
  • ミュージックアプリの終了
  • macOS の再起動

iTunes Store での試し聴きが最長 31秒だったかも?同ストアで購入した曲で発生している不具合なので、アカウント認証に失敗して全部聴かせてくれないのかも?などとアカウントあたりを盛大に疑ってごちゃごちゃってました。

決定打と解決

macOS の再起動後に曲を再生すると、また 31秒後に止まりました。ため息をつきかけたところでふと画面にエラーポップアップが表示されていることに気がつきました。スクリーンショットを撮っていないので正確な文言は覚えていないんですが、「Bluetooth ヘッドフォンが見つかりません」または「〜接続できません」というメッセージと、二つのボタン「停止」(違うかも?) と「キャンセル」が表示されていました。「Bluetooth ヘッドフォン」の部分は macOS で認識済みのデバイスで、具体的には「soundcore Space Q45」が表示されていました。

すでに曲は止まっているので、停止をクリックするとポップアップが消えるだけ。スペースバーで再生を続けると 31秒後にまた曲が止まってポップアップ表示。で、2回目はキャンセルをクリックしたところ自動的にスピーカーから再生が再開し、その後止まることはありませんでした。はい、解決です

キャンセルをクリックしたとき若干音質が変わった (イコライザの設定が無効になったような、ボリュームが絞られたような) 感じがしましたが、設定上はそういうこともなかったので、これは気のせいかも知れません。ともかく、再生が途中で止まることはなくなりました。

何が起こっていたのだろうか?

ここに書くことはあくまでも想像です。

最後にミュージックアプリで曲を再生していたときは Bluetooh ヘッドセットを使っていて、曲が流れている時にヘッドセットの電源を落としたような覚えがあります。ミュージックアプリが 31秒で曲を止めていたときは、前回使用した Bluetooth デバイスに音声データを送り続けているつもりで、でも実際は macOS が認識をしていないのでタイムアウトが発生していたのではないかと思います (31秒って長いですけど)。エラーのポップアップが出なかったのもバグだと思いますが、もしかしたら他のウィンドウに隠れていたのかも知れません。いずれにせよバグか設計ミスですね。

で、再起動またはその他諸々行ったことが功を奏しミュージックアプリはポップアップを表示できるようになり、ユーザによるキャンセルによって接続されていない Bluetooth デバイスにデータを送り続ける (と 31秒毎に思い至る) という呪縛から解き放たれた、そんな感じじゃないでしょうか。「停止」 (じゃないかも) は、ユーザが Bluetooth デバイスを再接続するのを待つためのボタンで、その状態でまた再生を行うと 31秒後にタイムアウトする、と。

証明しようと曲の再生中にヘッドセットの電源を落とすというのを何度か試したのですが再現できませんでした。タイミングがシビアなタイプのバグのようです (プレステタイトルのデバッグバイト時代を思い出す)。

iPhone でも起こっていた別の不具合

紛らわしいのですが、iPhone の「ミュージック」アプリでも最近不具合が発生していました。iPhone で再生中の曲を AirPlay を使って Mac Studio につないだスピーカから聴くことがあるのですが、ここ最近は数秒再生すると止まってしまっていたのです。面倒ながらも Mac に入って再生すればよいのでとりあえず放置していたのですが、今回の「ミュージックアプリが再生を途中で止める」という不具合が重なったことで余計な詮索を生み、結果解決まで時間がかかった気がします。

ところでこれまで気づかなかったのですが iPhone は画面にちゃんとエラー ( ↓ ) が出ていて、キャプチャできました。このエラー「-71974」の解決方法は、iPhone 本体の再起動です。なので Mac のミュージックアプリの不具合とは無関係でしょう。検索できるように画像から文字をコピペ:

操作を完了できませんでした
原因不明のエラーが起きました (-71974)
ハク。「それしか言えない」(C) TOY’S FACTORY。自分用に歌詞に「ヨ」入れているのは怒られないと思いたい

お小遣い稼ぎに本件のきっかけとなったヘッドセットをご紹介

ノイズキャンセリング性能の高さとバッテリの強さでコストパフォーマンス最高な Anker の Bluetooth ヘッドセット「soundcore Space Q45」。Amazon の各種セールの時はもちろん、何でもないときも謎な割引があって、大体一万円ちょっとで買えます。電車内で音楽を聴くのもヨシ、データセンタで作業するときのノイキャンにもヨシ、映画や YouTube なんかでも遅延は全くないし、なんなら環境音が自分の周りから聞こえてくるように聞こえてふり返ってしまうこともることもあるくらいで、とてもヨイです。

ソースは二つ登録しておけるのでボクは Mac と iPhone で登録していますが、出かけているときはすんなり iPhone につながってくれます。なんと 3.5mm ピンのケーブルもつながります。

モスキート音やネズミよけの高音がほぼ聞こえないボクの様なラッキーな音域をお持ちの方には特にオススメですよ!

Image by Stable Diffusion (Mochi Diffusion)

「Apple Music のバグ」的な画像を作って欲しかったんだけど、リアルな虫はキモいので水彩にしたところ逆に虫が全く出ず、”music”ったって AI も音符を描くのがせいぜいで、「何か」が生まれるのを期待してとにかく大量に生成。その中で “CD っぽいもの” を描くものが出てきたので、なるほどな、とそっちにふって “bug” も “broken” にしてみたりしたらこんなのができました。結構オキニ

Date:
2025年10月5日 0:33:59

Model:
realisticVision-v51VAE_original_768x512_cn

Size:
768 x 512

Include in Image:
watercolors apple broken compact disc

Exclude from Image:

Seed:
609858026

Steps:
20

Guidance Scale:
20.0

Scheduler:
DPM-Solver++

ML Compute Unit:
CPU & GPU

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